■アルザルはUMA天国か!?
UMAの名称が通用しない時代がやってきている。
地球の最深部の「内核」と、プラズマを介して同時存在する亜空感「アルザル(英語名アルツァレト)」の世界は、「ノアの大洪水」以前の旧世界がほぼそのまま残された世界である。
全てではないが恐竜も生き残っており、古代生物の多くも生き残っているとされる。
アルザルは地上のような「弱肉強食」の世界ではなく、大気がプラズマ化した光に包まれながら、全ての生物が殺し合いをせずに生きている。
それは細胞が光エネルギーで活性化するからであり、地上の「生態系」とは全く違う環境で、地上の常識は全く意味を無くしている。
アルザルの世界は、旧約聖書でいう「エデンの園」と同じで、獰猛なサーベルタイガーが草食性動物と戯れる世界といえ、狙っていても殺す目的ではないということである。
そこで根本的なUMAの定義だが、UMAの意味が「未確認生物」である以上、仮にアルザルで「マンモス」を目撃した場合、少々ややこしい問題を生み出す。
アルザルでマンモスを目撃し、証拠の映像も存在するなら、マンモスを絶滅生物とする地上では「未確認」でも、アルザルのマンモスは未確認ではない為、その表記が難しくなってくる。
マンモスは地上でも化石やミイラで学術的に存在した生物である以上、もし発見されたら正体不明の未確認生物ではなく、学術名「 Mammuthus protomammonteus」という存在が確認されている大型生物で、発見されればUMAの呼び方は相応しくない。
アルザルで実際のマンモスを確認できたら、それは「確認生物の再発見」でなければおかしい。
要は「未確認」の定義が新時代の尺度と合わなくなっており、適合・適応しないのである。
くどいようだが、今までの未確認生物(UMA)の意味は、「生物の正体が確認できない」、「学術的に存在不明な生物を目撃した場合」だが、「学術的に存在した生物が目撃された」場合は、これまでのUMAの呼び方とは違ってくる。
アルザルがプラズマトンネルを通って北極から姿を見せる時代が来た場合、太古の生物も大量に地上に姿を現す…そうなると、それらの生物はたとえ初めて目にしたとしてもUMAには分類できない。
そういう古いオカルトを超える、途方もない超現実の時代が突入してくるのである!!